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執筆者の写真nanakairo

マスクによる自律神経の乱れと予防法

更新日:2020年6月8日



今回は、マスクによる姿勢の悪化や、自律神経との関係についてお話していこうと思います。


皆さんはこの自粛期間中はどのように過ごされていましたか?


多くの方が在宅勤務になり、通勤時間がなくなったことで、運動不足気味の方も増えたと思います。いつも使用されているデスク環境と違う環境でお仕事されたりすることで、腰痛や首・肩こりが悪化した方もいらっしゃるのではないでしょうか。


新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は大きく変化し、働く環境なども変わりましたが、特に大きく変化したのは、外出時のマスクの着用ではないでしょうか。

スギやヒノキの花粉症をお持ちの方は、通常5月末までマスクを着用したりしますが、お持ちでない方は、インフルエンザや風邪が流行る冬場のみ着用される方が多いと思います。しかし、新型コロナウイルスの流行により、夏日も増え始めた現在もマスクの着用を余儀なくされています。


マスクの着用回数が増加することで体にどのような影響が出ると皆さんは思いますか?


現在、市場に出回っているマスクは、ガーゼマスクと不織布マスクと呼ばれるものが多く流通しています。ガーゼマスクはウイルスなどのカットには不向きですが、保温性・保湿性に優れているため、空気が乾燥している時などに役立ちます。不織布マスクは、フィルターの細かさを調整できるため、ウイルスや花粉などの小さい粒子などもカットすることが可能です。


しかし、様々なメリットがあるマスクですが、大きなデメリットとして、通常時より呼吸がしづらいという事が挙げられます。


この呼吸がしづらいというのは、身体に大きな影響を与えます。


本来、人間は鼻呼吸をしながら生活を送っています。しかし、マスクをすると、鼻呼吸がしづらくなるため、口呼吸の回数が増加します。

口呼吸の回数が増加すると、自律神経の1つである交感神経と呼ばれる神経の働きが過剰になります。

本来、夜などリラックスする場面であれば、副交感神経と呼ばれる神経が働き、睡眠に入ることが出来ますが、過剰になると興奮している状態が続くため、睡眠に入ることが出来ず、不眠になったり、寝ることが出来ても眠りが浅くなる為、疲労が蓄積しやすくなります。



この自律神経の束の多くは、頚椎(首の骨)と胸椎(背中の骨)に存在しています。この自律神経のバランスが乱れることにより、ストレートネックや猫背といった不良姿勢になりやすくなってしまうのです。結果として、マスクの着用回数の増加により、不良姿勢が生まれやすい状況が生まれやすくなってしまうのです。


そうは言っても、この状況でマスクの着用回数を減らすのは大変難しいと思います。なので、マスクを着用して外出をされた際には、帰宅後、40度ほどの湯船に10分ほど浸かって頂いたり、首や肩のストレッチを行ってください。そうすることで、不良姿勢になりづらくする事が出来る為、腰痛や首・肩こりといった症状も出づらくなります。


当院では、ご自宅で出来る簡単な運動やストレッチなどもお伝えしています。

眠りが浅く疲労が中々抜けない方、不眠症気味の方は一度当院にご相談ください。


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