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  • 執筆者の写真nanakairo

首コリとアトピー

こんにちは、東京飯田橋にある、首と頚椎専門ナナカイロ整体院の服部です。


今回は、首コリとアトピーの関係についてお話していきますね。

まず、アトピーとは、正式には「アトピー性皮膚炎」と呼ばれ、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる皮膚の炎症を伴う病気です。


主な症状は、赤みのある「湿疹」と「かゆみ」で、良くなったり悪くなったりを繰り返し(再発)、なかなか治らないこと(慢性)が特徴で、特に、おでこ、目、口、耳の周り、首などに出やすいとされます。現在、日本人の約3割の方に、アトピー素因と呼ばれるアトピー性皮膚炎になりやすい遺伝的要因を備えている方がいると言われています。


アトピー性皮膚炎は、皮膚炎と呼ばれるように炎症が起きている状態ですが、炎症は、本来外部から侵入してきたウイルスや細菌などと戦って起こる免疫反応です。しかし、アトピー性皮膚炎では、この免疫が過剰に反応し、正常なものまで攻撃することで、不必要な炎症まで引き起こしてしまうのです。


免疫が過剰に反応する原因としては、アトピー素因の持ち主や皮膚のバリア機能低下はもちろん、ストレートネックや猫背といった不良姿勢による血行不良も大きな原因になります。


現在、アトピー性皮膚炎を抑制する方法は、悪化要因となるものの除去、バリア機能を正常に近づけるためのスキンケア、ステロイド外用薬などがあります。しかし、ステロイド薬は非常に効果が強い反面、依存性が強く、使用しなくなった途端再発するリスクもあります。

そのため、最近では、血行改善のために整体や鍼灸などを利用される方が増えています。実は、ステロイド薬などを使用せず、アトピー性皮膚炎特有の赤みのある湿疹やかゆみを抑えることができる神経が体内には存在するのです。その神経とは自律神経と呼ばれるものです。

この自律神経は、日中活動している時に作用する交感神経と、夜間やリラックスしている時に作用する副交感神経と呼ばれる2種類の神経に分類することができます。

自律神経は、人間が生活を送る上で欠かせない神経となっており、体温や血圧、内臓の機能の保持などの役割があり、特に体内の免疫機能を維持する役割があります。

しかし、アトピー性皮膚炎が出やすいとされている肩から上の部分である頚椎(首の骨)や頚椎の土台となっている胸椎(背中の骨)の間には自律神経の束が存在しているため、慢性的なコリやストレートネック、猫背などの不良姿勢により頚椎や胸椎の動きが悪くなってしまうと自律神経が乱れやすくなります。


この神経のバランスが乱れてしまうと、頭痛や吐き気、不眠、全身の倦怠感など様々な症状が現れ、その影響により免疫力の低下や過剰な免疫反応に繋がります。そうすると、湿疹やかゆみが再発し、何度も掻いてしまい悪化するといった悪循環に陥ってしまうのです。そのため、アトピー性皮膚炎は、自律神経を整え、免疫機能を一定のバランスで維持することが非常に重要になってきます。


自律神経の整え方としては、バランスの取れた食事や睡眠をきちんと取ることなど、規則正しい生活を送ることが最善と言われております。また、血流改善を目的とした適度な運動やストレッチなども良いでしょう。

しかし、深層部のコリやストレートネック、猫背といった不良姿勢を一度発症してしまうと、運動やストレッチでの改善は難しいため、表層の筋肉はもちろん、深層部の筋肉が付着している骨、特に背骨を矯正することはかなり効果的です。


経験上、通常のマッサージやストレッチでは届かない筋肉にアプローチすることで、掻くことで硬くなってしまった皮膚が柔らかくなったり、赤みが引くなど様々な効果を得ることが可能です。


アトピーを繰り返している方、中々コリが改善されず悩まされている方がいらっしゃいましたら、一度当院にご相談ください。







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