こんにちは。東京飯田橋の首と頚椎専門ナナカイロ整体院の服部です。
今回は、食事と免疫についてお話ししていこうと思います。
皆さんは普段の食事から気を付けている事はありますでしょうか?
今年に入ってから、新型コロナウイルスが流行したため、免疫という言葉を聞くことが多くなったと思います。現在、新型コロナに対するワクチンや新薬の開発などを世界各国で行っていますが、未だ不明な部分が多いため、ワクチン・新薬の誕生まで至っていません。
そんな中で我々が新型コロナにかからないようにするには、自身の免疫力を上げることが重要になってきます。
では、どのようにして免疫力を上げていけばよいと思いますか?その答えは、しっかりとバランスの取れた食事を摂取することです。
私たちの免疫の60~70%は腸に存在しています。その理由として、腸は食べ物を消化・吸収し、排泄する役割を担っています。食べ物には、有害な病原菌やウイルスが付着している危険性もあり、そうしたものが体の中に侵入することを防ぐため、腸には多くの免疫細胞が集中しています。
つまり、腸内環境を良い状態に保つことで、免疫力の低下を防ぐことができます。腸内環境のバランスを保つ食材としては、ヨーグルトや漬物、味噌といった発酵食品や食物繊維などがあります。しかし、腸内環境を保つだけでは、免疫力を上げることは簡単ではありません。
その為には、免疫細胞に直接働きかける栄養素が重要になってきます。その栄養素とは、たんぱく質です。細胞の主成分となるのが、たんぱく質だからです。また、免疫機能を保持するビタミンAやE、免疫細胞を保護するミネラルなど免疫力を上げるためには、多くの栄養素が必要になってきます。
その為、普段の食事の際は、野菜や果物、肉、魚などの多くの種類の食材を取ることが非常に重要であり、健康的な生活を送れる第一歩となります。
しかし、現状は、ビタミンやカルシウム、鉄分といった多くの栄養素が含まれる野菜の摂取量は成人男女平均281.4gと目標量の350gに達していません。理由としては、外食などの増加やファストフードの利用などが考えられます。
そうすると、しっかり摂取している人に対し、していない人の方が、感染症になりやすいのはもちろん、症状の悪化などのリスクも増加してしまいます。
そのような方は、野菜や果物をスムージーにして飲みやすくしたり、適度にサプリメントなどを活用してみてはいかがでしょうか。ただ、サプリメントに関しては、あくまで食事のサポートというだけであって、「サプリを飲んでいれば、大丈夫」といったことはありません。
このようなことを踏まえると、現在の日本の新型コロナウイルスの死者数が少ないのも、欧米諸国に比べて、1汁3菜の文化が以前からあり、腸内環境を良くする発酵食品やたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの必要な栄養素を含む食材を効率よく摂取していることが関係しているのかもしれませんね。
戦後最大の国難とされている現在ですが、ご自身の身体の事や普段の食事などを見直すいい機会なのかもしれません。いつ収束するかわかりませんが、皆さんで協力して乗り越えていきましょう。
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