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ストロングと頭痛

執筆者の写真: nanakaironanakairo

更新日:2020年8月14日


こんにちは、東京千代田区飯田橋にある、首と頸椎専門ナナカイロ整体院の独鈷です。


今回は、自分のお客さまに起こった、「頭痛」にまつわる珍しい話をさせて頂きます。


そのお客さまは、初め、「肩こりが酷いんです」というお悩みで来院されました。確かに、肩周りの筋肉は張っており、とても辛そうな印象でしたが、何回かの施術によりその辛さはだいぶ落ち着いてきたようです。


ところが、ある日、頭の痛みを訴えてくるようになりました。それまでの肩周りの辛さに関しては忘れたように一言も口にせず、ただただ頭痛をひたすら訴えてくるのです。


その頭痛について、細かくカウンセリングを試みたのですが、その時はハッキリとした原因というのが見つかりませんでした。少し前に受けた人間ドックでも、脳や頭に何も異常はなかったいうことで、重い疾患が隠れている可能性も低いです。


ご本人曰く、「仕事でPCやスマホを見る時間が極端に増えたという事もないし、何かストレスが多い業務に関わり始めた訳でもない。仕事上は何も変わらない」と。日常生活においても、起床してから仕事に行って、帰宅してから夕飯を食べながら晩酌をするという生活に何も変化はありません…とのことです。


その為、施術して「少しスッキリしました」と反応があるも、また次に来た際に、「頭痛がまたするんです」と言った事が続きました。


そんな中、突如、お客さまとの会話の中で頭痛の原因を見つけることが出来たのです。


その原因となるものは、「お酒」でした。


元々、「夕飯時の晩酌が何よりの楽しみだ」と、お客様から聞いていたため、カウンセリングの際に酒量の変化についてもたずねていました。その時に、「まったく変わっていない」とのことでしたので、アルコールが原因の可能性は低いかな、と考えていたのです。


しかし、どうやら、最近になって飲む「お酒の種類」を変えていたようなのです!


それは、最近流行りの「ストロング」です。アルコール度数が高く、且つ甘くて飲みやすいと多方面で話題のあのアルコール飲料ですね。今までは、ビールやハイボールが中心だったのですが、最近この「ストロング」を飲むようになったとの事です。


ビールやハイボールの4~5%のアルコール度数と比べて、ストロングは9%と約2倍の度数が入っています。また、度数が高いと言っても、甘くて飲みやすい味に整えられており、今までと同じくらいの量を飲むことが出来きます。これにより、同じ量しか飲んでいないのに、アルコール摂取量は今までの2倍ということがおこってしまうのです。


当然、血中アルコール度数が高くなり、肝臓で分解しきれなかったアセトアルデヒド(血管の拡張作用)が脳の血管を広げ、頭痛が起きます。要は、自己認識のない「二日酔い」状態が続いていたのです。


上記の事から、お客さまには、元のお酒に戻すよう勧めました。すると、頭痛は起きなくなり、快適な日常を過ごせているようです。やはり、飲み過ぎは禁物という事ですね。


当たり前のことかもしれませんが、同じアルコールと言っても、度数が高ければ高いほど肝臓が分解しないといけません。また、度数が低くても、量をたくさん飲んでしまえば肝臓にかかる負担は同じです。


これから迎える3月や4月は、歓送迎会などお酒を飲む機会が増えてくると思います。そんな時、お酒好きはついつい飲み過ぎてしまう事もありますよね。


ただ、今回のようなツライ頭痛に悩まされないように、飲む物の度数や分量などをわきまえ楽しく飲みましょうね!









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