こんにちは。東京飯田橋にある首と頚椎専門ナナカイロ整体院の望月です。
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、テレワークを導入する企業が急増しました。
そんな中、今増えているのが「テレワーク頭痛」です。オフィスのように仕事に適した環境が整っていない自宅などでの作業が、体の負担となって頭痛を悪化させてしまうことがあるのです。
withコロナ時代の働き方として、テレワークの流れはますます拡大していくことでしょう。「テレワーク頭痛」を起こす原因を知って、対策していくことが大事ですね。
今回はこの「テレワーク頭痛」ついてお話ししていきます。
① リビングでの仕事環境からくる不良姿勢による頭痛
在宅勤務の場合、専用のデスクがないという人が多いと思います。その際、仕事場としているのは、「リビングダイニング(ダイニングテーブル)」がほとんどではないでしょうか。
ただ、このダイニングテーブルとチェアは、食事をするのに最適な高さに作られているため、パソコンを使うにはテーブルが低く、椅子は高い場合が多くなります。つまり、前屈みでパソコンをのぞき込むことが多くなり、猫背の姿勢になりがちなのです。
猫背の姿勢は首に大きな負荷がかかります。長時間の猫背姿勢は、いわゆる「ストレートネック(スマホ首)」を引き起こします。その首の歪みが緊張性頭痛を引き起こすのです。
更にストレートネックは、緊張性頭痛だけではなく、片頭痛もちの人にも症状が認められることが多いです。
片頭痛が起きると、痛みのせいで首や肩が強ばり、その結果、緊張性頭痛も悪化してしまう事は良くあります。つまり、「片頭痛と緊張性頭痛の併発」に陥ってしまうのです。
そうならないためにはどうしたらよいでしょうか?
まず、ダイニングテーブルでパソコンを使う際は、パソコンスタンドや外付けのキーボードを使う等して画面の高さとキーボードの位置を調整することが大事です。画面は目線の高さ、キーボードはなるべく手前に置き、腕が前の方にならないように心がけましょう。
また、一人暮らしをされている方は、そもそもテーブルや椅子が無く、床やソファでパソコンを触っているという方も多いのではないでしょうか。
あぐらの姿勢や体育座りの姿勢は骨盤を歪めやすくなります。骨盤の歪みは腰痛等に直結するのは勿論の事、結果として首の負担にもなりますので注意したいところですね。
② IT機器の影響による頭痛
パソコンやタブレット、スマートフォンからは「ブルーライト」が出ています。ブルーライトは、目に見える光の中で波長が短く、紫外線に近い強いエネルギーを持っており、目の奥の網膜にまで到達します。そして、網膜細胞は青い光の刺激に強く反応するのです。
このような点から、昨今、ブルーライトによる身体への悪影響が問題になっています。最近は眼鏡でもブルーライトカットの商品も多くありますよね。パソコンを使っての仕事がデスクワークの主である以上、このブルーライトの影響は避けて通れません。
中でも、片頭痛は、青色や赤色の光の刺激によって悪化することが分かっており、片頭痛の人にとってブルーライトは特に悪影響を与えると言えます。
さらに、パソコンを見続けることによって起きる眼精疲労は、緊張性頭痛を悪化させます。Web会議等で使う機会が増えているヘッドセットやイヤホンも、頭の周囲に余計な物が装着されている状態となり、緊張性頭痛を悪化させる原因になります。
テレワークでは、パソコンやヘッドセット、イヤホンなどを使わざるを得ないと思います。できるだけ長時間の連続使用は避け、ブルーライトをカットする眼鏡を活用するなど、頭痛になりにくい工夫をしていきましょう。
③ オン・オフの切り替えが難しい。生活環境変化による頭痛。
テレワークでは通勤時間がない分、起床が遅くなったり、ついつい仕事をし過ぎて就寝が遅くなったりと、オンとオフの切り替えが難しくなりがちです。
特に、頭痛の人にとって1日の生活リズムを一定にすることは必要不可欠と言われています。通勤する時と同じ時間に起床し、決まった時間に昼食を取り、決まった時間内に仕事を終えて、その後はプライベートタイムにするなど、意識して一定のリズムを作っていく事が大事です。
規則正しい生活を送る。1日中を家で過ごさねばならない環境だからこそ意識して頂きたい重要なポイントです。
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このコロナ禍の終息が見えない中、テレワーク環境は長くなることでしょう。テレワークは通勤時間という無駄な時間が削減される素晴らしい勤務体系なはずです。その就業環境作り次第で、多くの時間を生み出す事ができます。
様々な工夫でテレワーク頭痛の原因を防いで、創出された時間を自身の人生を豊かなものにするように活用してはいかがでしょうか。
そうは言っても、自助努力だけで頭痛は解消出来ません。毎度、ロキソニンといった痛み止め薬に頼るのも良くないですね。根本的な身体の歪みを整えた上で快適なテレワークを実施しませんか?
長引くテレワークで頭痛に限らずお身体の不調を感じていらっしゃる方からのお問い合わせお待ちしております。
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